流動食の注入方法『経鼻栄養法』 |
1. |
流動食は38〜40℃(人肌程度)に温めておきます。 |
・ |
1回量は200〜400mlが目安ですが症状によって異なります。医師の指示通りにします。 |
2. |
流動食を注入用の容器(ボトル)に入れます。 |
3. |
上体を高く(半座位)します。 |
4. |
流動食の内容を説明します。 |
5. |
チューブが確実に胃に挿入されているかどうか確認します。 |
・ |
注射器で吸引してみると、胃液又は胃の内容物が確認されます。 |
・ |
注射器で空気を5ml程度注入して、聴診器で胃部の音(気泡音)を聞きます。 |
6. |
流動食を注入します。注入速度は一般に200mlを30分程度で落とします。普通の食事時間でも、20〜30分間かかることを考えてゆっくり注入します。 |
7. |
注入中はできれば側にいて状態の観察をします。 |
・ |
嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、腹部膨満感、呼吸状態の変化などがみられたら中止します。 |
8. |
注入後は白湯や番茶を30〜50ml程度注入して、チューブ内の洗浄をします。食後の薬がある場合は、10ml程度の白湯で溶かして注入します。 |
9. |
終了後も30分は上体を起こしたままにしておきます。(逆流・誤飲の予防) |
10. |
口腔内はうがいや歯磨きをして清潔にします。 |