<< 前の説明に戻ります 次の説明に進みます >>
観察・バイタルサイン > チェック項目 >
◆脈拍
心臓の心拍数を表します。多くの場合脈拍数と心拍数は一致します。心身の安静な状態で測定します。
脈拍をみる動脈は、橈骨・上腕・総頚・大腿・膝窩・足背動脈などです。一般に橈骨動脈(手首の内側)で測定します。
   
正常: 成人 1分間に60〜80回 
整脈は一定のリズムと間隔があります。
   
測定方法
1. 橈骨動脈(手首の内側、母指側)の上に示指・中指・薬指の3本を軽くあてて1分間測定します。
2. 脈拍数、脈の強弱、リズムに乱れがないかを観察します。
   
加齢とともに減少するため高齢者は、少し少なくなります。
睡眠時は少なく、運動で増加します。
   
異常… 不整脈:
一定のリズムと間隔ではなく脈拍がとびます。
速さによって1分間に100回以上を頻脈、反対に1分間に60以下を徐脈といいます。必ずしも異常とはいえませんが、刺激伝導障害や心不全などの病気が考えられます。
 
<< 前の説明に戻ります 次の説明に進みます >>