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特殊な処置 > 家庭で最期を看取る >
◆死後の処置
身体を清めます。
   
1. 点滴やチューブ類がある場合はすべて取りはずします。(医師、看護師が行うことが多い。)
2. 衣服、下着を脱がせます。
3. おむつを当てて下腹部を圧迫して、膀胱や直腸の内容物を出します。
4. 微温湯で全身を清拭します。(状態に合わせて石鹸や沐浴剤を使用します。)
5. 口、鼻、耳、膣、肛門に水分吸収のよい脱脂綿をつめて、次に青梅綿をつめ汚物の漏れを防ぎます。入れ歯は入れます。
6. 傷口がある場合は新しい包帯材料で処置して、傷口が外側から見えないようにします。
7. 要介護者が生前気に入っていた服や着物を着せます。
着物の場合は左前(右前身ごろを上にします。)に着せます。
ひもは縦結びにします。
8. 髪を整えて女性の場合は薄化粧をします。男性の場合はひげを剃ります。
9. 身体を自然の形に整えて、両手を胸の上で組ませます(合掌)。
10. 顔に白い布(ガーゼ)を掛けます。
   
葬儀社に連絡します。
家の宗教や宗派を伝えます。
死亡時の対応は宗教によって異なります。それぞれの儀式に従って行います。
 
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