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障害に応じた介護 > 痴呆性老人の介護 >
◆介護方法
問題行動や異常行動をする者ととらえないで、痴呆を"病気"と理解して常にやさしく暖かく接します。痴呆症状がみられても、人間としての感情や情緒は最後まで残されています。
 
介護の基本的原則
要介護者の行動を理解します。
要介護者のペースに合わせます。
常に柔軟性のある態度で接します。
顔見知りになります。
理解できる言葉でゆっくり話します。
プライドを尊重した接し方をします。
よい刺激を少しずつ与えます。
孤独にさせないようにします。
 
徘徊
何かしたいから出ていくのであって、そのことを理解してあげることが大切です。
 
外出したいという気持ちを理解して落ち着かせます。
一緒に出かけて近所を回り、気分転換をして戻ってみます。
介護者が買い物などに行く場合は、一緒に出かけるようにしてみます。
氏名、住所、電話番号などがわかるようにしておきます。
出入り口にブザーを付けたり、手の届かない所に鍵をつけます。
室内で転倒しないように整理整頓をします。
 
妄想
話を聞いて気持ちを受け止めてあげます。
否定も訂正もしないようにします。
一緒に探してみます。物が見つかった場合は、要介護者が見つけたようにします。
物をしまう場所のパターンを覚えておくと探すときに役立ちます。
 
不潔行動
要介護者には悪いことをしたという認識がないため、叱責や説得はしないようにします。
もらした便は要介護者が触る前にかたづけるようにします。
排泄行動がスムーズに行えるようにします。(ポータブルトイレの使用、おむつをこまめに取り替えるなど)
自尊心を傷つけない対応をしましょう。
 
せん妄
あわてた対応をしないで、ゆっくりと落ち着かせます。話相手になります。
不安な混乱がおきないように照明を少し明るくします。
別の部屋へ誘って気分を変えてみます。
不眠がせん妄を引き起こす場合もあるため、安眠できるようにします。
落ち着いたら温かい飲み物を勧めてみます。
   
一般に痴呆は治らないと言われていますが、周囲の人々の接し方や介護の方法によって、ある程度の回復や進行を遅らせるこができます。
痴呆の予防には原因である脳血管性の疾患を防ぐことと、様々な要因を取り除くことが必要です。しかしアルツハイマー型痴呆の予防は、残念ながら今のところはありません。
痴呆に現れる症状には個人差があります。早めに専門医に相談して、対処方法のアドバイスを受けます。
 
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