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障害に応じた介護 > 脳血管障害の介護 >
◆障害と介護方法
麻痺
(1)片麻痺 障害側とは反対側の半身(上・下肢)の麻痺
完全麻痺とは… 意図的に動かせないもの健側を使います
不完全麻痺とは… 意図的に運動が可能なもの麻痺側の訓練のためにできるだけ麻痺側を使います
残存している能力を最大限に活かせるように介護をします。
麻痺側を下にしないように注意します。
麻痺側の肩関節の亜脱臼に注意します。
動作時はできる限り押す動作を主として、引く動作は最後の手段とします。
(2)顔面麻痺 顔の麻痺。顔の表情をつくる筋(表情筋)と味覚の低下が起こります。
眼を閉じることができずに眼が乾燥してしまいます。(点眼の使用)
口唇をしっかり閉じることができずに流涎(よだれ)を流してしまったり、食物が片側にたまってしまったり、こぼれてしまう事もあります。
表情の障害は、人と接する上で大きなストレスとなります。
(3)嚥下障害 舌の動きが悪くなるために、飲み込む事が不充分で誤嚥しやすくなります。食事の時は注意します。
(4)構音障害 運動がゆっくりとなるため発音に努力が必要となります。あせらずにゆっくりと話すようにしてもらいます。
(5)失行と失認 右(劣位)半球の障害で起こります。左片麻痺の人に多い。
失行とは… 物事を順序立てて行うことができなくなります。
理解力は正常なため、思いどおりに出来ないことにいらだちを感じます。
衣服・下着など上下や左右に印をつける、置き方を一定にして順番に着られるようにするなどの工夫をします。
決して叱ったり、子供扱いはしないようにします。
失認とは… 物体を見たり、聞いたり、触ってもそれが何かを把握することができなくなります。
把握できない部分を無視しないで、記憶を引き出すように説明していきます。
(6)失語症 左(優位)半球の障害で起こります。右片麻痺の人に多い。
言葉による表現、言葉の理解ができなくなります。
「はい」「いいえ」で答えられる質問をします。
要介護者の反応をゆっくり待ちます。
要介護者の目をみて、簡単な表現でゆっくり話します。
身振り、文字板、筆談などを加えます。
 
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