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慢性呼吸器系疾患などにより、通常の呼吸では必要な酸素が得られない場合に、酸素を直接投与する方法です。1985年に保険適応となり、在宅での酸素療法が行えるようになりました。 |
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『動脈血酸素分圧が55mmHg以下および60mmHg以下で、睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素症状をきたすもの。』が適応となっています。慢性閉塞性肺疾患、慢性呼吸不全など慢性的な低酸素血症です。 |
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酸素吸入の知識、取り扱い上の注意点や、異常時の対処方法を理解しておきます。 |
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酸素流量は、医師の指示を守ることが重要です。 |
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呼吸状態(息切れ、呼吸困難、痰)や全身状態(チアノーゼ、倦怠感、)の観察を行います。呼吸状態や全身状態が悪くなった場合は、医師に連絡します。 |
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室内の温度調節、空気の清浄化、運動量に注意して、呼吸に影響を及ぼすことのない環境づくりをします。 |
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疲労は避けます。 |
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風邪に気をつけて、うがいを励行するようにします。 |
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体位ドレナージなどによる排痰を行い、痰を喀出します。
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酸素の残量を確認して、火気には注意します。酸素は火気厳禁です。酸素自体が燃えるのではなく、他の物質を燃えやすくする性質があるからです。 |
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